2023年4月
BIZREPO新着予告情報(3月下旬UP)
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▶︎︎採用の〝肝〟となる面接精度を向上させる「3ステップ法」
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面接は、採用活動において肝となる部分である。採用面接の場面で面接実施者が意識して取り組んでほしいポイントを、具体的な質問事項などもまじえて解説してみよう。目指すところは雇用のミスマッチを防ぎながら、採用の精度をグンと上げる面接の実施であり、そのための施策が「3ステップ法」である。
◇なぜ、採用が失敗に終わるのか
雇用のミスマッチが起きる要因をまずは見てみよう。
①会社の情報提供不足
②会社の聴取・確認不足
③本人の作為
④会社自体に問題がある
雇用のミスマッチは会社側にも責任がある。会社がこれらの要因の一つひとつを潰して採用の精度を上げれば、雇用のミスマッチが起きる確率を格段に減らすことができる。
◇採用面接は意図を持って質問する
以下の「3ステップ法」を用いて質問を作成しよう。
・第1ステップ:「会社が求める能力・要素」
・第2ステップ:「能力・要素の意義づけ」
・第3ステップ:「定義に沿った質問」
◇能力・スキルに関するチェック
・第1段階:「人間力」の確認
社会人としてのベーシックスキル(社会人基礎力)が身についているかのチェック
・第2段階:「基礎学力」や「専門知識・技術力」の確認
基礎学力は筆記試験で、業務上不可欠な資格やスキルは聴取して事前にチェック試験を行う
◇本人の個人的な事情について聴取をする
聴取に関する注意点
・避けるべき質問
・応募者に了承を得ずに聴く
・聴かない方がいい質問
など
◇採用面接において特に大事なこと
一度の面接で応募者を知ることは困難であり、第1回の面接の不足事項を補うために、採用面接は最低でも2回以上行う必要がある。採用面接は人間と人間とのコミュニケーションなので、面接者がいかに応募者の心を開かせて本音を語らせるかが大切である。
編集:中小企業経営研究会