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▶︎社内スタッフの協力を得られる営業員の立ち振る舞いとは
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 営業員と社内スタッフ(開発、技術、生産スタッフなど)は、なぜ対立関係になるのか。「社内の人は協力して当たり前!」という若手営業員に多い思い込みを理解し、協力してもらえる営業員に必須の「社内営業コミュニケーション術」を解説します。


◇「社内スタッフは協力するのが当たり前」という誤解

営業員は「社内スタッフとの対立はない」と考えており、それは若い人に多く「身内なので当然協力的だろう」という思考に基づいています。


◇「社内営業」というコミュニケーション

営業員Aと、ちょっと気難しい生産部長との会話例、

営業員A:「部長、いい儲け話があるんですよ!」
生産部長:「どんな話や?」

(彼の巧みな話によって気難しい生産部長も興味津々で聞く態勢に入り、仕事の話が進む)

営業員A:「では部長、明日までに製造をお願いします!」
生産部長:「何やと! あんたにはかなわんわ」

普通であれば「ふざけるな!」も、営業員Aの〝いい儲け話〟という前振りがミソになります


◇メールで終わる、声をかける、会いに行く

「実際に会いに行く」これが最強
①メールだけで終わってしまう人
②メールを送り、フォローで声をかける人(電話を含む)
③実際に会いに行く人


◇「未来志向」という時間軸がコミュニケーションの鍵

・「現在」特に、行動が待ったなし状態の話は、緊張感が強い
・「過去」過去の話をするのは段取りとしては論外である
・「未来」事前に話を振っておけば状況を確認し対策が講じられる


◇まとめ

1.「社内スタッフが営業員に協力的でないのは仕方がない」という理解を持つ。

2.普段からのコミュニケーションで「いざというときに相談できる」土壌を作っている。

3.普段のコミュニケーションには「メール」「声(電話)をかける」「会いに行く」の3つがあって、最後のいに行く」が最強のコミュニケーションである。

4.相談を上手く進めるには時間軸に着目した段取りが重要であり「未来の話」でコミュニケーションを取れば「スタッフに協力してもらえる営業員」になれる。




編集:中小企業経営研究会